20代の若者が1日のうち最も検索を行なっている時間帯はいつ?

4 時 前 3
Facebook Icon Twitter Icon

物心ついた頃や幼少期からスマホが身近にあったイマドキの20代。彼らは普段どの時間帯にどんな場所で、また、どのような情報を検索することが多いのだろうか?

ランクエストはこのほど、20代の男女150名を対象に「情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施し、その結果を発表した。

本調査では、夜間にスマートフォンを使って情報収集する割合や、自宅以外の場所からの検索状況、娯楽・趣味から生活関連やニュースまで幅広く検索する傾向、具体的なニーズを盛り込んだキーワード使用の実態など、20代ならではの多様な行動パターンが浮き彫りになった。

1日のうち最も検索を行う時間帯、「夜間(20時~23時)」が最多に

「1日のうち最も検索を行う時間帯はいつか」と質問したところ、最も多かった回答は、「夜間(20時~23時)」の32%となった。多くの20代が仕事や学校の後、自宅でくつろぎながらスマホやパソコンを使って検索をする時間帯として、「夜間(20時~23時)」が最も利用されていることがうかがえる。

次いで「夕方(17時~19時)」の22.7%も比較的高い傾向にあり、帰宅前後のタイミングで情報収集を行う人が一定数いるようだ。

「昼(12時~13時)」の14.7%や「午後(14時~16時)」の12.7%といった日中の時間帯も合わせると、まとまった休憩や移動の合間に検索をしている層がそれなりに存在すると考えられる。

一方、「深夜(24時以降)」は8%となっており、日中になかなか時間を確保できない人や夜型のライフスタイルを持つ人が利用していると思われる。

朝の検索は最も少なく、「早朝(5時~7時)」は2.6%、「午前(8時~11時)」は7.3%と、20代では朝よりも夜・夕方に検索を行う行動パターンが顕著であることがわかる。

この結果から、20代が情報収集をする主な時間帯としては「夜間(20時~23時)」から「夕方(17時~19時)」が中心となりやすいと言える。

業務や授業が終わった後など、自宅や移動時間に余裕が出るタイミングが検索行動のピークである点が特徴的だ。企業やメディアが情報を発信する際は、これらの時間帯を意識した最適なアプローチやSNS投稿のタイミングを検討することが有効だろう。

検索を行う場所、76.7%が「自宅」と回答

「検索を行う場所はどこが多いか」と質問したところ、最も多かった回答は「自宅」の76.7%となった。家でゆったりとスマホやパソコンを使うことが多い20代にとって、自宅は通信環境も整っており、腰を据えて情報収集をするのに適した場所と考えられる。

一方、「職場(オフィス)」と「通勤・通学中(電車、バスなど)」はいずれも16%で並び、仕事や移動の合間に検索を行う層が一定数いることがうかがえる。

続いて「外出先(買い物中や移動中)」が13.3%、そして「カフェや飲食店」が4.7%という結果となった。外出先や飲食店でも、スマホを活用して気になる情報を随時チェックし、タイミングを逃さずに検索を行っている様子が見て取れる。

以上のことから、20代は「自宅」を中心にしつつも、職場や移動時間、外出時などさまざまなシーンでマルチに検索を活用していると言えるだろう。複数回答可という点を踏まえても、自宅以外の場所での検索利用が一定数存在することが興味深い特徴となっている。

検索することが多い情報、「趣味・娯楽(音楽、映画、ゲーム、アニメなど)」が最多に

「どのような情報を検索することが多いか」と質問したところ、最も多かった回答は「趣味・娯楽(音楽、映画、ゲーム、アニメなど)」の58%となった。20代にとって、日々の楽しみやストレス発散を求めるなかで、趣味やエンタメ関連の情報収集が大きな割合を占めていることがうかがえる。

次いで「生活関連の情報(レシピ、健康、家事のコツ、天気予報など)」が30%、「ニュース・トレンド情報(最新の出来事、話題のトピック、世の中の動きなど)」が26%となり、日常生活に役立つ情報や世の中の動きに関する関心も高い傾向だ。

一方、「買い物関連の情報(商品レビュー、価格比較、ECサイトの商品情報など)」は22.7%で、インターネットを活用した買い物前の事前調査が一定層に浸透していることがわかる。

また、「仕事関連の情報(ビジネス用語、ノウハウ、業界ニュースなど)」は10%と比較的低めだったが、将来のキャリア形成や業界動向にアンテナを張る層も一定数存在すると言える。

こうした結果から、20代は娯楽だけでなく生活や社会的なトピック、買い物など多岐にわたる情報を幅広く検索していることがうかがえる。

記事全体を読む