三菱自動車のフラッグシップ、三菱のPHEVラインナップのフラッグシップでもある「新型アウトランダー」でキャバリアのアーモンドとともに訪れた真冬の軽井沢。高速走行はもちろん、悪路や雪道にも強いツインモーター4WD×S-AWC(Super All Wheel Control)で構成されるPHEVの「新型アウトランダー」は、大幅改良によってその資質、上質さが一段と高められ、東京~軽井沢間のドライブでの感動に値する快適感、信頼感、そして高速道路でドライバーの負担を軽減するマイパイロットや運転支援機能e-Assist、SOSコールを含むコネクティッド機能に支えられた安心感を大いに実感したところです。
前編はこちら
新型アウトランダーで愛犬と行く真冬の軽井沢[後編]
新型「アウトランダー」で愛犬と行く真冬の軽井沢・前編【PR】
これまでゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリバー、ジャックラッセル、そして今ではキャバリアと暮らしているわが家が、最上・最強のドッグフレンドリーカーである...

軽井沢ではプリンス通り沿いにある、軽井沢を訪れる愛犬家なら誰もが知る、日本を代表するアメリカ西海岸サンタモニカ発祥のドッグウエア、ドックグッズ、アパレル、グッズブランドのDOG DEPTがプロデュースする、200V普通充電設備を備えた愛犬同伴宿泊施設、THE DOGDEPT GARDEN HOTEL 軽井沢TERRACEに滞在。愛犬のキャバリアのアーモンドとともに快適すぎるリゾートライフを過ごすことができました。

ところで、真冬のリゾート地へのドライブでは、天候、路面状況が刻々と変わり、オールラウンダー性能が求められますが、「新型アウトランダー」にはあらゆる走行状況、路面に対応するドライブモードが備わっています。ここでは7つのドライブモードについて説明したいと思います。

センターコンソールに置かれた高級感溢れるダイヤル式ドライブモードスイッチには、パワーモード、エコモード、ノーマルモード、ターマックモード、グラベルモード、スノーモード、マッドモードが用意され、瞬時に切り替えることができます。

基本は様々な路面環境に幅広く対応し、走行性能と燃費性能をバランスよく発揮してくれるノーマルモード。愛犬を乗せてドライブする時に向くのが、アクセルレスポンスを穏やかにして、エコで経済的な走りをサポートしてくれるエコモード。山道などを活発に走りたいときに後輪の駆動力を高めるなどして適切なのがターマックモード。そして冬の軽井沢など、雪国の積雪路を走るときに助かるのが、雪道など滑りやすい路面でも安心してドライバーの意図通りに走ることができるのがスノーモードです。

雪でも自信を持って出かけられる「新型アウトランダー」
今回の軽井沢への”わんこと行くクルマ旅”でも、ツインモーター4WD×S-AWC(Super All Wheel Control)、スタッドレスタイヤの装着に加え、スノーモードまであるのですから、出発前から極めて安心でした。雪道の運転に不慣れなドライバーでも、積雪地、または積雪が予想される場所に自信を持って出かけられるのが「新型アウトランダー」ということです。

しかも、ドライブモードを切り替えると、メーターに各モードをイメージした画像が表示され、一目で今、どのモードに入っているのかが分かる配慮も嬉しいところ。
ボクは愛犬を乗せてドライブする際、ドライブモードのあるクルマではエコモードを選択しています。理由はエコで経済的な走りが可能になるだけでなく、車内でどこかにつかまれない犬が、より快適に安定して乗っていられる穏やかな走りにクルマ側が制御してくれるからです。しかも、大幅改良された「新型アウトランダー」は、アクセル操作時のモータートルクがマイルドに発生する制御も行われ、同乗者もより快適に乗っていられるのですから完璧でしょう。

軽井沢は白銀の世界ではありませんでしたが、朝、夜の気温は零下。雪が降っていなくても厳しい寒さです。そんなときも「新型アウトランダー」は快適にドライブが楽しめます。前後席にシートヒーターの装備に加え、ステアリングまで温めてくれるステアリングヒーターまで備わっているのですから(どちらも電力消費は微量)。実際、冬晴れの軽井沢では、エアコンを作動させなくても、寒さ知らずのドライブが味わえました。

THE DOGDEPT GARDEN HOTEL 軽井沢TERRACEの朝は、キャバリアのアーモンドのお散歩からスタート。ホテルの前の緑地も広々していますが、わが家がお気に入りなのは、プリンス通りをはさんで反対側にあるTHE DOGDEPT GARDEN軽井沢の裏手にあるゴルフ場に面した小道。朝夕食をTHE DOGDEPT GARDEN軽井沢のレストランでいただくので、清々しくお散歩できるちょうどいいロケーションでもあるのです。

朝食は日替わりメニューで、今朝は軽井沢の新鮮野菜を使ったサラダと、ハム、生ハム、ソーセージ、ポテトサラダ、海老、ブロッコリー、プチトマト、ゆで卵が盛られたメインプレート、ナッツが振りかけられ、はちみつをかけていただく分厚いバタートースト、そしてスープ、ヨーグルトといった内容で、朝からお腹いっぱい、幸せな気持ちになれるメニューでした。コーヒー、紅茶、冷たい飲み物などはフリードリンクです。アーモンドもドッグメニューをいただきました。

大満足の朝食を終え、レストランのビンデージなソファ席でまったりしていると、わが家の自称自動車評論犬!?見習い中、まだ2歳にしてクルマとドライブが大好きなキャバリアのアーモンドが口を開きました。なんでも「新型アウトランダー」のドッグフレンドリーポイントについて、犬目線で説明したいとか。なので、しばらく、お付き合いして下さい(ある意味、初仕事です)。

「まずは往路の高速走行、軽井沢の山道、一般道で味わえた飼い主にも犬にも優しい、素晴らしすぎる、乗ってすぐに夢心地になれるほどの乗り心地の良さと快適性わん。加速してもモータートルクがマイルドに発揮されてカーブでもグラグラせず、安心・安定して後席で寛げたんだよ」。

「犬は聴覚に優れた生き物で、アーモンドも騒音が苦手だけど、「新型アウトランダー」の車内は終始、驚くほど静か。EV走行のモータードライブ中はもちろんだけど、エンジンが始動してもその静かさ、走りの滑らかさはまったく変わらず。だから、外の景色を眺めつつドライブを楽しみたかったのに、あまりにも快適な車内環境だったから、走り出してすぐに寝ちゃったんだ」。

「犬連れのドライブ旅行では、人だけのドライブ旅行と違って、いくつか制限があるよね。例えば、高速道路のサービスエリアの屋内に入れないとか。もし、途中で充電が必要となっても、充電している間、人だけなら冬の寒い日、夏の暑い日には屋内で暖をとったり涼んで、ショッピングしたり、お茶や食事をすることもできるけれど、犬連れだと入れるのはテラス席まで。それじゃ、冬は寒いし、夏は暑い。雨の日ならさらにやっかい。でもね、「新型アウトランダー」のようなPHEVなら、満充電、ガソリン満タンで出発すれば無理して途中充電する必要なし。真っすぐ目的地に向かえるメリットは絶大わん。何しろ大幅改良でEV航続距離は100km越えでもあるんだからね」。

愛犬とのドライブにも活躍する機能が満載
「今回の軽井沢への”わんこと行くクルマ旅”は真冬。犬は1年中、毛皮を着ているからと言って、暑がりばかりじゃない。犬だって寒いときは寒いんだ。でも、「新型アウトランダー」は犬の特等席の後席にもシートヒーターが標準装備されているし(「P Executive Package」、「P」グレード)、後席のエアコン吹き出し口も温度調整が可能。
だから外が零下の気温でも、車内、後席はホカホカ。寒さ知らずの快適なドライブが楽しめたんだよ。暑い時期になってもその快適性は不変。3ゾーンのフルオートエアコンだから、前席左右、後席がそれぞれ温度調節できて、暑がりのパパは涼しく、寒がりのママは適温、後席のアーモンドは熱中症対策で涼しく・・・といった、それぞれに最適な空調環境が可能になるんだ」。

「「新型アウトランダー」全グレードのセンターコンソール後端、ラゲッジルームに装備されるAC100V/1500Wコンセントもじつはドッグフレンドリーポイント。車内外で1500Wまでの、例えば湯沸かしポットや簡易電子レンジなどが使えるんだけど、ドライブ途中でお目当てにしていたドッグカフェ、店内ペットOKの飲食店が定休日、満席だったとしても、テイクアウトなどで車内が「どこでもドッグカフェ」に。眺めにいい場所に停めてバックドアを開ければ、テラス席にもなったりするんだ」。

「それだけじゃない。充電式湯たんぽの充電や電気ひざ掛けの電源供給もできるんだよ。まぁ、「新型アウトランダー」は3ゾーンフルオートエアコンや前後席シートヒーターも備わっているから、それらは車内では必要ないんだけどね」。

「さらに、停電時、災害時にもAC100V/1500Wコンセントは大活躍。犬連れだと避難所に入れないことがほとんどだけど、クルマが無事なら車内がエアコン、電源付き(ラジオが聞けるし、スマホの充電もできるから情報収集にも困らない)のプライベートな避難場所にもなりうるんだ。さらにAC100V/1500Wコンセントから自宅に電気を引くことも可能。V2H機器があれば、一般家庭電力量、最大約11日分の電力も供給可能なんだから頼りになるわん。愛犬と暮らす家族にとっては絶大なる安心をもたらしてくれること間違いなし!!」。

「細かいところでは、エレクトリックテールゲート(ハンズフリー・停止位置メモリー機能付き)もドッグフレンドリーポイント。片手で犬を引いて、片手に荷物をもっている場面でも、つま先をリヤバンパー下に出し入れする操作でテールゲートの開閉ができて便利わん。また、マルチアラウンドモニター移動物検知機能もドッグフレンドリー。例えば、車体の回り、後ろで犬がウロウロしている、飼い主が犬を引いて立っている・・・という場面でも、12.3インチのモニターで車体周辺をグルリと確認でき、安心だよ」。

「そして何と言っても、「新型アウトランダー」の究極のドッグフレンドリーポイントが走破性の高さ。人間の何倍ものスピードで歳を重ねる犬の寿命は10年から15年。その短い犬生の間に、いつもはお留守番の時間も長い犬にとって、24時間いっしょにいられるドライブ旅行の機会をいかに多く作ってあげられるかが、飼い主の使命でもあるんだけど、日本は四季があり、梅雨があり、雪も降る。せっかく愛犬とのドライブ旅行を計画していても、大雨だから、雪だから、運転に自信がないからドライブ旅行は中止・・・じゃあ、同行する家族も犬もがっかり。犬にとっては、犬生の間にそう多くはない貴重な楽しみの機会が奪われてしまう。でも、「新型アウトランダー」のような、誰もが天候、路面を問わず安心して走れる4WDのオールラウンダーなら、大雨でも雪でもドライブ旅行を決行可能。愛犬家家族が、愛犬が幸せになれること必至わん」。

と、キャバリアのアーモンドが「新型アウトランダー」のドッグフレンドリーポイントを力説しましたが、まぁ、約2年間、いっしょに暮した自称自動車評論犬!?歴10年超えのジャックラッセルのララ姉さんから教えてもらった話の受け売りだとしても、犬目線でのクルマの評価はなかなかのものでしょう。これからもっとクルマの勉強をさせますけどね。

THE DOGDEPT GARDEN軽井沢のレストランからTHE DOGDEPT GARDEN HOTEL 軽井沢TERRACEに戻り、テラスで「新型アウトランダー」で訪れた軽井沢滞在の思い出に浸り、荷物のパッキング。あれれ、THE DOGDEPT GARDEN軽井沢のショップやプリンスショッピングプラザで買い物をしたぶん、荷物が増えている!!でも心配無用。駐車場の充電設備で一晩充電し、満充電になった「新型アウトランダー」のラゲッジルームはまだまだ余裕。しっかりと積み込めました。荷物の積載でも頼りになるのが「新型アウトランダー」です。

さて、後ろ髪を引かれながらも、午前10時、軽井沢を出発です。外気温は0度という寒さですが、「新型アウトランダー」の車内はすでにリモートエアコン機能で暖められています。この機能、冬でも夏(車内を冷やしておけます)でも超便利ですよね。

ちなみに、充電設備のない滞在先で、駆動バッテリーが底をついていて、しかし帰路、モータードライブの走りを味わいたいのであれば、「新型アウトランダー」のデイスプレイのアプリ/情報画面の「EV」項目から「充電スポットを探す」項目をタッチした「現在地周辺から探す」検索が便利。今いる場所から近い順に、一覧を表示してくれるのです(THE DOGDEPT GARDEN HOTEL軽井沢が一番上に表示されました。宿泊者のみ利用可能ですが)。

「新型アウトランダー」は満充電の状態。ここから関越自動車道上里SA(上り)ぐらいまでは、EV走行、モータードライブで走れる計算です(約66km)。軽井沢の澄んだ空気を汚さず、帰れる。これもまた、軽井沢を愛する人にとって、充電もできるPHEVの大きな特徴、美点ではないでしょうか。

帰路、プリンス通りをすぎた先からはバイパス下りの山道。パドル操作、回生によって電力を蓄えることができるだけでなく、山道の下りが苦手なドライバーにとって有用な「イノベーティブペダルオペレーションモード」が威力を発揮。そのモードとは、アクセルペダルだけで加減速のコントロールが可能になり、減速したいときにはアクセルペダルを戻すだけで強力な減速が行えます(ブレーキを踏む必要なし)。いわゆるワンペダル走行となり、ペダルの踏み替えが減り、ドライバーのストレスを低減してくれるとともに、安心・安定して山道を下れるというわけです。

そうそう、わが家は軽井沢滞在をあとにする際、車内で「次はいつ来よう」という話になるのですが、わが家の決まり事でもある記念日の5月、そして夏の軽井沢を訪れる話題で盛り上がりました。ここのところ、標高1000mの日本を代表する避暑地、軽井沢の夏は昔より気温は高め。想像より暑い日があったりします。しかし、冬、暖かな車内をもたらしてくれる「新型アウトランダー」は、夏のドライブも快適無比なはず。というのは、大幅改良でレザーシートを装着する「P Executive Package」と「P」グレードに、アウトランダー初の運転席&助手席のシートベンチレーション可能が備わったからです。エアコンの冷風をシートのパンチング穴が吸い取るような仕組みで、背中、太腿部分が涼しく爽やかに。つまり、冬も夏も、一段と快適にドライブできるようになったのが、大幅改良を受けた「新型アウトランダー」なのです。

帰路の高速走行では先進運転支援機能、レーダークルーズコントロールシステム(ACC 全車速域追従機能付き)と車線維持支援機能(LKA)を統合した、車間距離と車線中央を走ってくれるマイパイロットのお世話になりました。セットした速度を上限に、アクセル、ブレーキ、ステアリングを制御し、アクセルペダルを踏むことなく先行車の加減速に合わせて車間保持をアシスト。しかも、ナビリンク機能付きのため、ナビゲーションの地図情報を活用し、カーブや分岐などで適切な車速の自動調整が可能。そして首都高速に入って遭遇した渋滞時もストレスなし。停止保持後、約30秒以内に先行車が走り出せば、自動で再発進、追従走行を行ってくれるのですから(国産車は停止保持約3秒のクルマも少なくありません)。

だから、軽井沢で遊び疲れていても、「新型アウトランダー」のマイパイロットの高機能を始め、高級車らしい文句なしの乗り心地の良さ、車内の静かさ、完璧な空調環境、そして「P Executive Package」に装備される運転席&助手席のリフレッシュ機能(マッサージ機能)のおかげもあって、ドライバーも乗員も、快適かつストレスフリーで自宅に辿り着くことができました。天候や路面を問わず、いつまでも、どこまでも走っていたい、ステアリングを握っていたい・・・そう思わせてくれたのも本当です。

クルマ、ドライブは好きだけど、ロングドライブは疲れるから苦手、そんなドライバーにもぜひ体験してほしいのが、オールラウンダーの「新型アウトランダー」です。繰り返しますが、大幅改良によって、愛犬とのドライブにも最適なドッグフレンドリーカーとしての資質もまた劇的に進化。愛犬家と愛犬を幸せにしてくれる最強、最上のクルマ、SUV、PHEVであると断言したいと思います。

左は三菱エクリプスクロスPHEV
三菱アウトランダー
三菱エクリプスクロスPHEVの試乗記はこちら
取材協力DOG DEPT
企画・構成・文/青山尚暉
写真/雪岡直樹
犬のスタイリング/nanae