誰かを励ましたり、勇気づけたりする時には「頑張って!」と声をかけるものです。
日本では日常的に使われている「頑張って」という言葉ですが、英語で表すにはどうすればいいのでしょうか?
今回は「頑張って」を表す英語フレーズ8選をご紹介します!
「頑張って」=“Do your best”ではない?
日本では、さまざまなシチュエーションで「頑張って」という言葉が使われています。
「頑張って」は“Do your best!”と訳す…とどこかで習った方もいるでしょう。
しかし、“Do your best!”は日本語で使われているような「頑張って」というニュアンスとは少し異なります。
誰かを応援する際の声がけには、適した表現ではありません。
“do one’s best”は、「精一杯頑張る」「最善を尽くす」という意味です。
“I’ll do my best.”と言えば「ベストを尽くします」という意味になります。
しかし“Do your best!”は命令形であり「ベストを尽くしなさい」というような、上から目線の声がけになってしまいます。
「頑張ってね!」というカジュアルな表現をしたい場合には“Do your best!”は避けた方が良いでしょう。
「頑張って」を表す英語フレーズ8選
それでは、日本語の「頑張って」はどのように表せるのでしょうか?
「頑張って」に近いニュアンスの英語フレーズを8選ご紹介します。
■Good luck
“Good luck!”「幸運を!」
“luck”は「運」や「幸運」という意味があり、“Good luck”は「幸運を祈ってるよ」というニュアンスです。カジュアルな「頑張ってね!」を伝えるフレーズです。
また“Good luck on~”で「~を頑張ってね」という意味になります。
“Good luck on your new job.”「新しい仕事での成功を祈ってるよ」
また、目上の人などに「頑張ってください」と丁寧に伝えたい場合には次のように表せます。
“I wish you good luck.”「健闘を祈っています」
■Break a leg
“Break a leg.”「頑張って!」
“Break a leg.”は直訳すると「足を折れ」という意味になってしまいますが、これからパフォーマンスする人に対して「頑張ってね!」を伝えるお決まりのフレーズです。
主に演劇界で使われるフレーズでオーディションを受ける人や舞台に立つ人へ「頑張って」と声がけしたい場合に使えます。これから試験に向かう人や、何かしらの大事な出来事がある人への声がけとしても適しています。
■Keep it up
“Keep it up”「その調子で頑張って」
“keep it up”は“その状態を続ける”ということを意味し、物事の調子が良かったり、よく頑張ったりしている人に「その調子で続けて頑張って!」というニュアンスのフレーズです。
“Keep up the good work”「その調子で頑張って」
上記は仕事の調子が良い部下などに、上司など立場が上の人が「頑張ってるね!」と声がけしたい場合に使えます。
■Hang in there
“Hang in there.”「諦めずに頑張って」
“hang”は「吊るす」「垂れ下がる」などの意味を持つ言葉です。
“Hang in there.”は直訳すると「そこにぶら下がっていて!」ということになります。
物事がうまくいっていない人に対して「もう少し頑張って!」や「諦めないで!」という励ましのニュアンスの「頑張って」を表すフレーズです。
■You can do it
“You can do it.”「あなたならできるよ」
“You can do it.”は、これから物事を始めようとしている人や、調子が良くなく落ち込んでいる人などを励ますニュアンスの「頑張って」として使えます。
■Go for it
“Go for it.”は、直訳すると「そこに向かって行け」という意味です。
スポーツ観戦などでも使われる言葉で、頑張っている人に対して、「いけいけ!」「いいぞ、頑張れ!」というニュアンスで使われます。
■Go 〇〇
“Go 〇〇.”「〇〇頑張れ!」
“Go 〇〇.”は直訳すると「〇〇行け」というニュアンスです。こちらも、スポーツ観戦などでよく使われる「頑張って」のひとつです。
応援している選手やチーム名を〇〇の部分に入れて言います。
■You got this
“You got this.”「君ならできる」
“You got this.”は“You have got this.”が省略されたものです。“You’ve got this”と言う場合もあります。
“get”には「得る」「ゲットする」「自分のものにする」などの意味があります。
何かに挑戦しようとしている人や、試合や試験の前に緊張している人などに、“You got this.”「あなたならできるよ!頑張って!」と伝えられるフレーズです。
英語で「頑張って」を伝えよう
英語の「頑張って!」は、シチュエーションによって言い方が変わってきます。相手の状況に応じて適切なものを選びましょう!
文/まなたろう
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