インフラ運用が特定の担当者に依存し、構成や状態がブラックボックス化してしまう──多くの開発組織が直面するこの課題に対し、東京エレクトロンデバイスの中林稔氏と小野瀬つばさ氏が解決策を提示した。IaC(Infrastructure as Code)とObservability(可観測性)ツールを段階的に導入し、「孤軍奮闘する1人のエース」から「チーム全体で理解するインフラ」への転換を図る実践的なアプローチについて、ツール導入の技術論から組織文化の醸成まで説明する。