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格安SIM(MVNO)や、通信キャリアのオンラインブランドなどで契約する際には、自分でSIMフリー端末を購入するのも1つの手段です。
安価なスマホを探しているのであれば、中古端末を購入するのもおすすめ。とはいえ、これまで中古スマホを使ったことがない人は、通常通り使えるのか不安な部分もあるでしょう。
そこで本記事では、中古スマホの便利な用途や基本的な使い方について紹介していきます。
中古スマホの便利な使い方とメリット

まずは、中古スマホの便利な使い方や用途、メリットについて紹介していきます。
中古スマホはオンライン専用ブランドやMVNOとの相性がいい?
格安スマホとも呼ばれるMVNO回線は、多くの場合、端末にSIMカードを挿して初期設定をするだけで利用できるので、中古スマホとの相性がいいとされています。
また、KDDIのpovoやソフトバンクのLINEMOのように、ブランド内で直接スマホの販売を行なっていない場合は、中古スマホを自分で用意することで、コストを抑えてスマホを運用できるでしょう。
Wi-Fiのみで使ってもOK
メインスマホのようにSIMを使わず、自宅などWi-Fiに接続した状況下のみで使用する端末として、中古スマホを用意するのもおすすめです。
Wi-Fiに接続していれば、ゲームや電子書籍といった多くのアプリが利用できます。動画視聴用、音楽再生用として使うのもありでしょう。
安さ以外にも中古スマホのメリットがある?
新品のスマホよりも安価に購入しやすいのが何よりの魅力ではありますが、中古販売店などで、自分好みの端末を選びやすいのもメリットです。ただし、中古で販売されている端末は、タイミングによって異なるので、注意が必要です。
また、動画視聴用、ゲーム用といったように、用途を限定してスマホを使うことで、メイン端末、サブ端末両方のバッテリーを節約できます。バッテリーは充電を繰り返すほど劣化していくので、結果として節約につながる可能性があります。
中古端末にはデメリットもある?
中古端末は、購入方法によって、端末に保証がない可能性があります。正規の中古端末販売店など、保証も用意されている店舗で購入するのがおすすめです。
また、充電ケーブルやSIMピンなど、通常は同梱されている付属品が入っていない可能性もあります。
安さを求め、かなり古い中古スマホを購入すると、OSのバージョンアップに対応しておらず、目的のアプリが使えないこともあります。事前にアップデートの対応状況なども確認しておきましょう。
中古スマホを買うときに気をつけることは?

では、中古スマホを実際に購入する際に気をつけるポイント、注意点について確認していきましょう。
【参照】総務省 携帯電話ポータルサイト 中古端末を買うときの注意点は?
中古スマホの購入先は?
中古スマホは、中古端末を専門に扱う販売店やオンラインストアで購入するのが一般的。これらのお店では、プロが動作確認や付属品を行なっていることが多いので、安心して使えるでしょう。
一方、近年は個人間で取引ができるサービスも増えていますが、動作確認や付属品のチェックが不十分であることもあるので、利用する際には注意が必要です。
ネットワーク利用制限に注意
中古スマホの前の所有者が、端末代金の支払いを済ませていない場合は、スマホに「ネットワーク利用制限」がかかっている可能性があります。この場合、SIMカードを差し込んでも、通話やデータ通信ができないので、注意しましょう。
ネットワーク利用制限の有無は、購入元となる通信キャリアの専用ページから確認できます。
【参照】ドコモ 「ネットワーク利用制限」の対象となる携帯電話機
au ネットワーク利用制限携帯電話機について
ソフトバンク ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
楽天モバイル ネットワーク利用制限携帯電話機の確認
SIMロックがかかっているかも確認使用
2021年9月30日以前に発売された端末には、SIMロックがかかっている可能性があります。
端末にSIMロックがかかっている場合は、今契約している携帯会社のSIMを差し込んでも、データ通信が利用できないことがあります。
SIMカードのサイズも事前にチェック
SIMカードには、標準、micro、nanoという3種類があり、それぞれサイズが異なります。中古端末を購入する際には、どのSIMカードに対応しているのか、もしくはeSIMに対応しているのかを事前にチェックする必要があります。
中古スマホを購入したら最初に設定するポイント

最後に、中古端末を購入した際の、初期設定手順について紹介していきます。
【参照】イオンモバイル 中古スマホの使い方|購入時のチェックポイントや使用時の注意点など詳しく解説
まずはSIMカードやeSIMを登録する
中古スマホを購入し、モバイル回線のデータ通信を利用したい場合は、まずSIMカードを挿入します。
端末がeSIMに対応している場合は、契約プランを見直し、eSIMの契約をしてもOKです。
端末の初期設定をする
SIMの登録をしたら、端末の初期設定をします。iPhoneの場合はApple ID、Androidスマホの場合はGoogleアカウントでのログインが必要になるので、パスワードなどを事前に確認しておきましょう。
APN設定をする
端末によっては、初期設定後に、APNの設定をしないと、データ通信ができない可能性があります。
iPhoneの場合はAPN構成プロファイルをダウンロード、Androidスマホの場合は、通信キャリアの公式HPで案内されている設定方法より、APN設定を行いましょう。
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※データは2025年1月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦