東大生が語る「勉強しなくても賢い人」はこんな人 日常の学びを知識に変えていく方法とは? | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン

東洋経済オンライン 3 週 前
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頭のいい人だけが知っている世界の見方

昔から「猫が顔を洗ったら雨が降る」と言われています。これはなぜなのか?(写真:i_moppet/PIXTA)

「頭のいい人は、日常をどんなふうに見ているのか?」

同じ日常を送っていても、知識の深さや物の見方次第で、得られる発見や洞察は驚くほど変わります。頭のいい人は探求心を持ち、日常の中で目にする何気ない言葉にも「この定義は何だろう?」と疑問を抱きます。その疑問が新たな発見を生み、さらなる知識を獲得。その答えをつなぎ合わせることで、連続的な学びを得ています。こうしたプロセスを通じて、頭のいい人たちは脳内で〈学習の自動化〉を実現しているのです。

この記事では、東大生作家の西岡壱誠氏の最新刊『頭のいい人だけが知っている世界の見方』より、数学的思考を持っている「頭のいい人」たちの独自の世界の捉え方について、詳しくご紹介します。

勉強をしなくても賢い人が存在するわけ

頭のいい人は言説を科学的な知識の引き出しと結び付けることができます。

「朝焼けが綺麗なら雨が降る。夕焼けが綺麗なら晴れる」という言葉を聞いたことがある人はどれくらいいるでしょうか? 昔からずっと言われている言説で、田舎のおばあちゃんから聞いたことがあるよ、という人もいるのではないかと思います。

「こんなの、迷信なんじゃないか」と思う人もいるかもしれないのですが、実は頭のいい人であれば、「ああ、確かにこの言説は間違っていないな」とわかる言葉なのです。

まず、「夕焼け」と「朝焼け」をしっかりと理解しましょう。「夕焼け」も「朝焼け」も、空が綺麗に晴れ渡っていて雲が存在しない状態のことですよね。

夕焼けは夕方の時間に空が綺麗な状態のことで、朝焼けは朝の時間に空が晴れた状態です。

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